文化政策・まちづくり大学

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池上・総合学術データベース:時評欄(27);「固有価値論からみた人生」2020年1月13日

人間の長所・短所と個性・固有性

2020年1月17日(金)13時半京大時計台記念館大ホ-ルで、国際文化政策研究教育学会の研究交流集会がある。無料で参加できるので、生涯学習・研究にご関心のある各位には、ご自分の人生における学習の意味を考える機会として、ご参加をお願いできれば幸いである。

この研究交流会で、基調報告という、栄誉あるご依頼をいただいた。深く感謝して、早速、原稿づくりにとりかかった。今回、ご紹介するのは、その内容である。

基本的なテーマは、まず、「固有価値論から見た人生」、つまり、人間の人生とは何か。という問いを立ててみることから始める。

そして、「人間には、生まれながらに持っている、各人ごとの、固有の価値というものがあるのではないか」と自問自答してみるのである。

そんなことは考えてもみなかった、とか。そんなことを考える暇があったら、家計の赤字をどのように埋めるかを考えよ。などの疑問がでることもあろうか。

しかし、折角の機会だから、考えてやってもよい、と、寛容に構えていただくことをお願いしたい。

それは、ある意味では、日常的に問われていることでもあるのだから。

例えば、「自分の長所と欠点をご説明ください。」

などとということのは、入学試験や就職試験でおなじみの事である。

この質問は、ある意味で、その人が、人生のなかで、身につけてきた、個性や固有性を知る入口なのである。(Ikegami, Jun ©2019)

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