お知らせ
福原義春顧問・文化功労章・授章記念 国際文化政策研究教育学会・新年研究交流会 2019年1月18日(金)
新春企画
福原義春顧問・文化功労章・授章記念
国際文化政策研究教育学会・新年研究交流会
テーマ「文化資本の経営」20周年記念シンポジアム 基調報告:司会 池上惇
円卓式シンポジアム・十数名で各地域のふるさと創生状況を交流しあう。参加者全員が発言して、事前配布の講義録(1)を議論しあう。
記録して、刊行できる形に編集する。
日時・2019年1月18日(金)14時-17時(準備開始13時 後片付け18時終了)
場所・京都大学 時計台記念館国際交流ホ-ルⅠ 時計台エレベーターで二階へ左手のホールです。
主催者:池上惇・国際文化政策研究教育学会会長(京都大学名誉教授)
(文化政策・まちづくり大学院大学設立準備委員会代表者;一般社団法人文化政策・まちづくり大学校代表理事;ふるさと創生大学学長;福井県立大学名誉教授;京都橘大学名誉教授)
目的 本学会創立10周年を機会に、各地の研究者の交流を行い、本年の創造的活動の基盤を構築する。
これまでの各地におけるふるさと創生活動の交流を行い、併せて、文化政策・まちづくり大学院大学創設を支援する活動の積極的な意義を討論する。
予定人数 100名
音楽、映像の準備
- 藤井洋治・千葉修悦「岩手県気仙郡住田町出身の詩人、佐藤霊峰の詩「我は夜学生なり」の紹介と、それによる、作詞・作曲の公表」
- 越智和子・「岩手県遠野市におけるハンドクラフト事業の成立と発展」
各地からの参加予定
岩手県遠野市,岩手県気仙郡住田町、福島県福島市,東京都,石川県金沢市,岐阜県高山市、
京都市、大阪市、神戸市、福井市、名古屋市、岡山市、高松市、松山市、福岡市、鹿児島市ほか。
都府県から最低おひとりはご参加いただく。
当日、参加者への寄贈:池上惇『日本における生涯学習社会の創造』;『国際文化政策』別冊特別号 新刊
なお、当日の参加が困難な各位は、翌日、1月19日(土曜日)午後2時から、市民大学院成徳学舎(京都、四条烏丸下る高辻通室町西南側・旧成徳中二階)で、二日目の議論があります。で、ぜひ、ご参加くださいますように。ここでは、一日目の議論を踏まえて、『岩手気仙・遠野地域における震災復興・まちづくり学』『現代日本職人産業経営全集』の構想と編集の試案を議論いたします。
基調報告要旨
- 文化による‘まちづくり’の核としての学校づくり―その成果と、今後の展望 財政的基盤の創出-
- 今後、5年間の予算計画 とりわけ、支出面における総合計画と、収入面における1万円1万円運動・総合学術データベース事業による寄付・協賛金目標2億円の達成のために
総合計画の柱
- 大学院大学づくりの長期目標と、中期目標 専門学校づくりによる学校法人新設と大学院づくりの関係(毎年申請しながら同時に入学希望者の層を厚くす る方向性。授業料の無料化や免除制度の拡充)
- ふるさと学校づくりの総合戦略・図書館・研究所づくり、ふるさと創生地域基金創設 一般社団づくり
- 各地、高校後の専門学校づくりと生涯学習深淵体制―住田を中心に
- 京都大学における文化資本・固有価値・コモン・ストック論など、拠点講義の開催による世界的な交流拠点づくり。通信教育システムによる対話の場づくり。
- 各地における巡回学会の開催
- 社会貢献活動支援(森嶋瑶子先生の児童文庫国際展開、森嶋文庫充実、故森岡孝二教授の過労死問題支援、震災復興支援)
- その他
- 国際的な評価に値する総合研究システムの構築と総合学術データベース構築活動
- 通信制教育システムによる生涯学習支援体制
- その他
先導試行で大きな成果を生み出す
おかげさまで、寄付金は約1億1千万円に達し、申請を準備しながら、並行して、多様な先導試行・大学院進学希望者確保の具体策が可能となりました。人生、100年時代、生涯学習の視点から、「働きつつ学ぶ」市民の増加を図ることは、健康長寿を支え、幸福を増進する「日本人、すべてにとっての国民的な課題」となっております。
まず、京都で2013年以降、「一般社団法人・文化政策・まちづくり大学校」を強化し、池上が代表理事を務め、全員ボランティア教職員で、大学院レベルの教育を行い、ほぼ、5年間で、30名近くの修士論文、博士学位論文相当の研究能力を持つ人材を育成し、日本における地域創生研究の基盤を一貫して拡充してまいりました。学校法人の認可には達しませんでしたが、内容としましては、大きな成果を生み出しております。同時に、ご寄付をいただきました寄付金のうち、京都の成徳学舎維持負担金は、年間、賃料・光熱費など約300万円、5年間で約1、500万円、改修費などを加えますと、約2、500万円を要しております。当初は無料でございましたが、市民オンブズマンからの廃校利用に関する利用者負担金の増額要望などがあり、厳しい結果でございました。しかし、この重さに耐え得たのは、ひとえに、各位からのご支援によるものでございます。
東日本にも震災復興への学習拠点を
また、2018年春には、同じく、先導試行として、念願であった被災地支援を兼ねた学舎創設を岩手県気仙郡住田町で実現いたしました。この地で、文化政策・まちづくり学校(略称・ふるさと創生大学)を創設し、池上は学長にしていただき、この学校を基礎に、現地で文化経営に関する専門学校をつくり、学校法人格を取得する構想です。
ふるさと創生大学では、総合学術データベースを活用した通信制教育の基盤を構築しており、従来の寄付金に加えて、この事業に対するご協賛の資金をも集めうるよう、一層の、努力をいたしております。本学校は、隣接の遠野市における「ふるさと学校(藤井洋治前校長)」を目標にしながら、着実に、研究教育体制を整備しております。
財政計画の重要性と、ご支援のお願い
2008年に大学院大学創設、文部科学省に申請準備をはじめましてから今年は10年。積立金は最高時、約1億1千万円。現在、先導試行に積極的に支出し、残高、約6千万円。京都での家賃と光熱費、修繕費などで、約2千5百万円、岩手での学舎建設費、土地代、整備費で、約2千五百万円。支出合計は、約5千万円です。
今後の予算案は、5年間の中期目標で、①おひとり1万円の寄付と研究教育・総合学術データベース事業へのご協賛金で1万人に呼び掛け、1億円。②各地にふるさと創生大学や専門学校を創る経費を集めます。1地域2千万円として10地域での学校づくりを目指す。地域の人口増加・学校づくりの研究教育費用を2億円。総計5年間で3億円。
これまでも、これからも、認可そのものよりも、先導試行で理想とする教育研究を実行する方が先決であるとの姿勢で、毎年、準備を繰り返し、先導試行の成果を反映させながら、厳しいけれども希望の持てる活動を積み上げて参りました。貴重なご支援と、先導試行が進んだ結果、新しい大学院レベルでの通信制教育システムを確立して、2018年年末から、実施できるようになりました。この意味では、申請を毎年準備することに大きな意味があります。
総合学術デ-タベ-ス事業の展開と協賛活動
具体的には、専門家のご支援を得まして、ネットを活用した、総合学術データベース事業への参画と支援ネットワークを構築してゆきます。これを基礎にして、ご支援者数を現在の約700名から画期的に拡充して、約1万人とし、ふるさと創生活動としての、学校づくり、生涯学習システムづくりへのご理解を広げる方法を目指しております。これまでのところ、この方向に対するご理解、ご支援は、地域社会崩壊に対する危機感や、震災復興への関心の高まり、人生100歳時代への対応、生涯学習に対する『働きつつ学ぶ』思想の普及などによって、急速に進んでおりますので、見通しは明るいと判断いたしております。
現代的な情報技術を活用して通信制の社会人大学院・学校法人を設立することは、事実上、史上最高の厳しさでした。同時に、厳しさに10年間も耐えられたのは、ひとえに、ご支援の賜物でございます。有難うございました。
耐えるには体力が必要でありましたが、この体力が、先導試行を支え、苦しい中で、30名を超える、修士論文相当、博士論文相当の執筆能力を持つ、方々が育ちました。これらの方々のお力に加えて、すでに、修士や博士の学位をえられ、各地でご活躍の方々のお力があれば、通信制教育の基盤となる、「総合学術データベース」を構築し
つつ、一人一人の個性的な進歩に応答できる、1対1の対面教育研究の場を生み出して維持することができます。
1対1の教育研究の場づくりは、修士相当や博士相当の論文作成に大きな力を発揮し実績を積み上げてきました。池上の場合には、京都大学サロンと、図書館を活用し、
経営者などが直面する課題を解決しうる学術の創造を目指した結果、貴重な論文が生み出されてきました。
受講される方々が、毎月提供される、講義用テキストを手がかりにしながら、総合学術データベースを活用し、月に一度は、対面教育研究の機会を持つこと。これで、通信制への第一歩が踏み出せます。
京都、岩手の拠点を基軸として、各地に「ふるさと創生大学ネットワーク」を構築しつつ、この基盤の上に、大学院受験者を確保し、学校法人・文化政策・まちづくり大学院大学を実現いたします。
学術データベースHP(入学者用)
「文化功労者に、福原義春 資生堂 名誉会長 -文化を支援する人に光が-」
http://db.bunkaseisaku-machidukuri.com/?p=205
※ご覧頂くためには、IDとPASSが必要になります。
以上、今後の5年間の活動に全力を傾ける構想ですが、幸い、わたくしは、健康で、なんらかの形で、代表として、あるいは、裏方としての支えはできるかと存じます。教育研究だけでなく、実務も透明性を確保しつつ、人任せにせず、理事全員で取り組む体制といたしました。高齢者が手仕事で実務に挑戦するのも、老害を回避する方法かと存じます。人生100年時代ですので、心を新たにして挑戦してまいります。何卒、よろしくお願い申し上げます。
京都大学の時計台で交流集会を
この新構想に向けての第一歩として、ご支援者の交流集会を、京都大学の時計台会議室を舞台として、新たな決意で、出発いたしたく、わたくしが会長を務めます、「国際文化政策研究教育学会」主催の「文化資本の経営」シンポジアムを開催いたします。学会会員以外の皆さま方も、自由にご参加いただけますので、「文化資本」研究の入り口としても、ぜひ、ご活用いただきたく、交流・討論の場としてご参集をお願い申し上げます。
これ以後、東京や岩手をはじめ、東と西の各地で、「文化資本経営による、ふるさと創生」を目指して、シンポジアムを開催いたします。「ふるさと創生」活動の具体化としても、何卒、ご支援賜りますよう、お願い申し上げます。
各位のご健康とご多幸を願いつつ。 謹白
池上・ふるさと創生大学:市民大学院通信制講義(1)
池上惇(京都大学名誉教授・ふるさと創生大学学長・一般社団文化政策まちづくり大学校代表理事・同設立準備委員会代表者・国際文化政策研究教育学会会長)
物心両面で長きにわたり、ご支援をいただきました、みなさま。
池上ゼミナールで学部や大学院の学習をすすめられました、みなさま。
岩手・ふるさと創生大学のみなさま。
京都・市民大学院のみなさま
これまで、さまざまなご尽力をいただいてまいりました。責任者といたしまして心より厚く御礼を申し上げます。
2008年に大学院大学創設、文部科学省に申請準備をはじめましてから今年は10年。積立金は最高時、約1億1千万円。現在、先導試行に積極的に支出し、残高、約6千万円。京都での家賃と光熱費、修繕費などで、約2千5百万円、岩手での学舎建設費、土地代、整備費で、約2千五百万円。支出合計は、約5千万円です。
今後の予算案は、5年間の中期目標で、①おひとり1万円の寄付と研究教育・総合学術データベース事業へのご協賛金で1万人に呼び掛け、1億円。②各地にふるさと創生大学や専門学校を創る経費を集めます。1地域2千万円として10地域での学校づくりを目指す。地域の人口増加・学校づくりの研究教育費用を2億円。総計5年間で3億円。
これまでも、これからも、認可そのものよりも、先導試行で理想とする教育研究を実行する方が先決であるとの姿勢で、毎年、準備を繰り返し、先導試行の成果を反映させながら、厳しいけれども希望の持てる活動を積み上げて参りました。貴重なご支援と、先導試行が進んだ結果、新しい大学院レベルでの通信制教育システムを確立して、2018年年末から、実施できるようになりました。この意味では、申請を毎年準備することに大きな意味があります。
これまでは、ご寄付をいただくばかりで、恩返しができず、大変、心苦しく悩んでおりました。
このたび、5月の開学式から始まり、岩手県住田町や遠野市、京都市におきまして、「学びあい育ち愛の場」が生まれました。藤井先生はじめ、各位の腕前をご披露いただきながら、体験学習で、美味しい地元のお料理をいただきました。千葉塾では、千葉先生の地域構想学や各位の人生体験から貴重な学びをいただきました。ありがとうございます。 また、京都では、事業継承研究が岩田先生のご推進で開始され、西陣をはじめ、多くの職人体験と、事業文化の継承について、多くの学びをいただきました。心より感謝いたしております。
これらの諸活動の基礎の上で、通信制教育システムが発足し、漸く、皆様方へのご恩返しができるようになりました。以下の諸点で、各位の多様なご要望に応えることができます。
ご要望は、長らく、設立準備委員会のメール・アドレスであった
メール・アドレス
monjyubunko「アットマーク」hotmail.co.jp
にお寄せくださいますように。
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