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池上・総合学術データベース:時評欄(33);「ふるさと学校をつくる」2020年2月27日

遠野早池峰ふるさと学校

今回の京都における学会交流会の中で、貴重な足跡を残されたのは、藤井洋治先生のご報告であった。先生は、すでに、令和元年度公民館大会で、「東日本大震災に学ぶ―災害に学び、持続可能な地域社会を創る-」分科会(基調講演講師・コーディネーターは、東北大学の石井山竜平先生である)でパネリストを務められていた。ここでの報告要旨が公表されているので、それに従って、ご紹介する。

公表資料によると、藤井洋治先生は、1949年生まれ。岩手県気仙郡住田町のご出身で、遠野市に創設された、岩手県立遠野緑峰高校(当時は遠野農業高校)ご卒業、同校で15年間助手として勤務。1983年から農業担当教員として、花巻・一関・盛岡農業高校に勤務し、遠野緑峰高校の校長として勤務後、ご退職。この間、日本大学通信教育部で教員免許を取得。「働きつつ学ぶ」ご経験をお持ちである。

ご退職後に、遠野市からの依頼で、農家支援室と「遠野早池峰ふるさと学校(大出地区小学校の廃校跡地に創設)」校長として、営農指導と、ふるさと学校の運営を担われた。

今回は、この「ふるさと学校づくり」の意味を考えてみよう。(Ikegami, Jun ©2020)

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